4.4. クローン
リポジトリのクローンにはクローンダイアログを使います。
エクスプローラで右クリックメニューを開いて
TortoiseHg... ‣ リポジトリのクローン を選択するか、
コマンドラインから hgtk clone を実行してください。
- クローン元
- クローン元のリポジトリパス (ディレクトリまたは URL) を指定してください。
選択... ボタンを使えばローカルのディレクトリを選択できます。
- クローン先
- クローン先のディレクトリを指定してください。このディレクトリにクローン元と同じ名前の
ディレクトリが作成されます。
詳細設定 には以下の設定項目が含まれています:
- リビジョン指定
- ここで指定したリビジョンまでクローンするよう制限できます。
指定したリビジョン以降のタグであればインポートされます。
- クローン後に作業ディレクトリを HEAD に更新しない
- チェックを入れた場合、クローンが完了しても作業ディレクトリが空のままになります。
これは共有リポジトリやバックアップなど、プルまたはプッシュしかしないような
リポジトリのクローンに便利です。
- メタデータのコピーに Pull を使用する
- クローン元とクローン先が同一ファイルシステムのとき、Mercurial はハードリンクの使用を試みますが、
AFS など一部の不完全なハードリンク実装を持つファイルシステムではエラー報告が出ません。
このオプションを使用すればハードリンクの使用しないように明示的に指定できます。
- 無圧縮で転送する
- 無圧縮のデータ転送を使用します。有線 LAN ネットワークではその方が速い場合があります。
- プロキシサーバを使用する
- TortoiseHg... ‣ ユーザ設定 ‣ プロキシ で設定したプロキシサーバを使用します。
このオプションはプロキシサーバが設定されているときのみ有効になります。
- リモートコマンド
- クローン元のリポジトリで実行する Mercurial コマンドを指定します。
4.4.1. コマンドラインからの実行
クローンツールはコマンドラインから起動することもできます:
コマンドの構文は:
hgtk clone [SOURCE] [DEST]
[SOURCE] と [DEST] は、それぞれクローン元リポジトリのパスとクローン先のディレクトリです。