社会人らしい連休

date:2004-05-05

社会人生活初の連休だったので、計画を立ててから行動する予定でした。東京都民、品川区民らしく文化的な連休を過ごすはずだったのです。ところが計画が立つ前に幕を閉じようとしています。計画性の無さが如実に現れました。

ゆったりした連休だったのだ思い込むため、クラシック音楽の CD を買いに行きました。「ゆったり」と「クラシック」が同義になっているあたり、私の無知さ加減がよく出ていると思います。しかし、そういう愚民のために、アルファ波がどうしたとか、リラックスがうんたらというカテゴリーがあります。マイナスイオンはありませんでしたが、さすがに、こういう棚から選ぶのは間違っておるだろうと、別の棚に目を向けました。

ところが、こっちは硬派すぎて、ちんぷんかんぷんです。作曲家別に別れていて、分かるのはバッハ、モーツァルト、ベートーベンくらい。ブラームス、スメタナなら、ああ聞いたことある名前だな、くらいです。棚を眺めているだけで勉強になります。「展覧会の絵」は絵画ではなかったのか、バロックは人名ではなかったのか、などなど。

さて硬派な作曲者の棚と、軟派なアルファ波の棚の間に、中途半端な位置づけの CD がありました。

「どこかで聴いたクラシック」

この潔さ。どこかで、です。うろ覚えをポジティブに受け止めています。収録曲を見てみましたが、よく分かりません。どこかで聴いただけのことはあります。ジャケットの隅のほうに、各曲が使われたコマーシャルや番組のリストが載っていますが、テレビを所有していない私には、およそ何の情報にもなりません。

「どこかで~」が何枚かシリーズで出ているようなので、帰宅してから検索してみました。うっかり「聴」を「聞」と変換して検索すると、最初にひっかかったのが、品川区主催のイベント「いつかどこかで聞いたクラシック」でした。

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