date: | 2002-02-16 |
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「プログラミング言語 C++ におけるマルチパラダイム・プログラミング」なる講演を聴いてきました。もちろん、何も分かっていません。ぷらぷらと歩いて自分の部屋に戻っていたら、同じ学科の J 君に話しかけられました。
こんなところで、同じ学科の学生に会うとは。マルチパラダイム・プログラミングの話をしながら、ふたりでぷらぷら歩いていました。今日の講演は分かったかと訊ねられ、分からないことが何点かあるし、実際にプログラムを作ってみなければ分からないことが多いだろう、と知った風な返事をしました。すると、J 君は、プログラミングが得意なら研究室を移ってきてはどうか、と提案してきたのです。
私の研究活動を指導してくれる先生は、PDF 文書を閲覧するのに苦労したり、ウィルスの除去に苦労したりするにも関わらず、研究室ではコンピュータに頼り切った研究テーマに取り組んでいます。プログラミングに関するレベルが非常に低いのが特徴です。一方、J 君の所属する研究室でもコンピュータを使うのですが、こちらは実力派揃いで、かつ最近金回りがよくなったらしく、よその研究室の学生を引き抜き始めました。顔ぶれ的にはほぼ無敵状態になりつつあるわけで、アダムス・ファミリーという呼び名をほしいままにしているのです。
負け組の中の負け犬である私に対して、勝ち組アダムスファミリー移籍のオファーがあったわけです。これは驚異です。このチャンスを逃がしてはいけません。
「今日の講演、俺だって全部分かったわけじゃないけどねぇ。俺で分かることなら教えてやるよ。どこが分からなかった?」
「C++」
移籍話はなかったことになりました。