date: | 2002-03-10 |
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社会人ならもちろん、学生でさえ卒業研究発表や学会発表など、プレゼンテーションするべき機会はたくさんあります。ときどき、それはだめなんじゃないかなぁ、と思うようなプレゼンテーションの現場を見ることもあるので、聴衆側から見た不満を書いてみようと思います。プレゼンテーションをする方の参考になれば幸いです。
まず、ありきたりなことを偉そうに凄そうに言われると、聞く気がなくなります。「当たり前だけれど重要なのだ」と強調することは構いません。しかし、言い古されたことを、あたかも自分が最初に言い出したかのように振舞われると、私は不愉快になります。例えば「ありきたりなことを言うな」とか。
それから、長過ぎてはいけません。聴衆と質疑応答をしているうちに時間が伸びていくのは、それほど問題ではありません。聴衆も時間を伸ばしているからです。プレゼンテーションは時間内に終わらせる、と鉄則のように言われていますが、実際には守られていないことが多々あります。
先日も、持ち時間 60 分のプレゼンテーションで、30分オーバーした人がいました。気合いが入っているのは構いませんが、いくらなんでも長過ぎますよ、先生。なんでも、次の学科長候補だそうですが、あれでは長にはなれないと思います。たぶん、落ちるでしょう。数十社の面接を受けてきた経験があり、かつ、未だに学生をやっている私は、そう思います。