踊る阿呆

date:2003-07-12

近所のゲームセンターの前を通りかかったら、Dance Dance Revolution (以下 DDR)というゲームが設置されていました。画面で指示されたとおり、足元のパネルを踏んでいくという、音楽ゲームです。吸いつけられるように、ふらふら近寄り、10ゲームほど楽しんで、充実した気分で帰路につきました。

思えば、この3年ほど、このゲームをやっていません。昔は、卒業論文を書きながら、DDR の順番待ちをしていたものです。プレイステーションと専用マットを購入し、日々、自室でトレーニングを積みました。他のソフトはお金の無駄なので購入していません。これが DDR 中毒の初期症状です。

従来の手元のコントローラで操作するのではなく、DDR では全身を使って遊ぶため、ちょっとした運動になります。この有酸素運動が脳内モルヒネの分泌を促すので、快感が得られるわけです。と、こういう怪しげな脳内理論を展開するのが、典型的な中期患者の特徴です。

数十万円の現金を DDR の筐体に投入した後、財政難の助けを借りて、私は中毒を脱出したのです。脱したと思っていました。しかし、円がどの国の通貨なのかすら通用しない田舎に来て、更に DDR のために浪費しているとは、どうやら末期症状のようです。メーカーに踊らされているとしか、言い様がありません。

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