date: | 2002-12-20 |
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学生の真の本分は暇つぶしなのだけれど、建て前の本分は勉強することだ。したがって、学生には定期的に試験を受ける義務が課せられる。試験を受けることで単位をもらえるのだから、試験は権利なのだろうけれど、事実上義務のような感覚だ。
1月末に受ける試験に落ちると、他の大学を紹介されるらしい。すなわち、肩叩き。労働意欲が著しく低い人間としては、学生の身分にとどまりたいので、試験にとおらなければならない。
問題は、こういう負のモチベーションでは、全然勉強する気にならないということだ。つい現実逃避して、遊びに行ってしまったり、読みもしない本を買ったり、要らない文章を書いてしまったりする。そして、試験前日に「あんな駄文に費やした5時間を、試験勉強に使っていれば」と後悔することになる。今まで試験が全てそうだった。
というような話を、妹に聞いてもらったところ、夏休みの宿題との類似性を指摘された。40日間分の宿題は、8月29日から取り掛かったところで、新学期までに終わらせられる量ではない。8月31日に「今年も、かぼちゃワインに夢中になってしまった」と後悔することになる。