date: | 2003-09-07 |
---|
英語において「なんとか-free」は、好ましくないなんとかが無い、という意味の複合語になります。「なんとか-less」よりも肯定的な感じになるのが特徴です。空港なんかで、買い物に関税のかからない duty-free の店あたりが有名なところです。
アメリカでは、1-800 で始まる電話番号は toll-free といって通話料がかからないそうです。化粧品の申し込み、インターネット・サービス・プロバイダの申し込み、アンケートなど、クレジットカードの番号を聞きだす手段として使われます。
砂糖が含まれていない食品や調味料には sugar-free と記載されています。糖分が健康の敵だと思っている人は、喫茶店やレストランで sugar-free の甘味料をコーヒーに入れる自由があるのです。私が観察したところでは、横に置いてある特大のハンバーガーは、太る原因にならないと信じているようです。ついでに、甘味料サッカリンが発がん性物質であることも気にならないようです。
脂肪が健康の敵であると考えている人は fat-free、すなわち脂肪抜きの食品を買いあさります。fat-free の牛乳、アイスクリーム、ジュースなどなど。けれど、それなりに、脂肪が含まれているほうが味がいい。多少、健康に悪くてもいいなら、もっと脂肪が含まれている肉がおいしいこともあります。そんなわけで私が買うのは、霜降りです。