私には夢がある

date:2002-01-21

酔った勢いで、自分史なるものを書いてみました。私は過去の記憶を、重要度や印象の強さと関係なくランダムに失うという性質を持っているので、過去を振り返るのは難しい作業でした。ですが、自分の夢は意外にも覚えているものです。

小学生の頃は、サッカーの選手になりたいと言っていました。言っていましたが、本当にプロになれるとは、全く思っていませんでした。自分の実力は、いつもサッカーをやっている集団の中で、中の下の下の下だったからです。打率は2割程度でした。

高校生になってからは、何を思ったかアクション俳優になりたがりました。プロスポーツ選手の需要もたいがい少ないものですが、アクション俳優の需要など、世界で数名というところでしょう。体育の立位体前屈で、プラスマイナス・ゼロを記録している人間には、決定的に実現不可能な夢でした。

おかげで、両親は非常に頭を悩ませたようです。高校卒業した瞬間に、香港に修行に行ってしまいそうだった私に向かって「とりあえず、どこでもいいから、大学に行ってみたら?入学して1週間で辞めてもいいから、とりえあず、入ってみたら?」と説得にかかりました。

できが悪い私なりに、大学という名のついた教育機関にもぐりこむことができました。ところが、両親の悩みは尽きません。「いつになったら卒業できるの?」

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