date: | 2001-08-15 |
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ちょっとした問い合わせをすると、ウェブサイトを見てください、と言われることが多くなってきました。ウェブページでも、ホームページでも、HPでもかまいません。
客を追い返すとは何事かなどと、野暮なことを言うつもりはありません。そんな文句を言う人は、情報というものを勘違いしていると思います。口頭よりも、文字のほうが、正確に伝わりやすいものです。また、ホームページという言葉が不適切だと言うつもりもありません。意味が分かるからです。その昔、HP 社の面接に落ちたのが残念だと、言うつもりもありません。ひがみだからです。
引っ込み思案な私でも、オンラインならクレームをつけられます。ハンバーガーのファーストフード店で、注文した商品が忘れられていても言い出せませんでした。そんな私でも、オンライン・ショッピングなら、サイズが合わないだの、デザインが気に入らないだのと、正直に伝えることができるのです。
ウェブは組織の内部に対しても有効なインフラだと思います。ある部署に行って、これこれの書類を発行してもらいたいとお願いに行くと、「ウェブサイトから、申請書をダウンロードしてください」と言われました。あ、なるほど。まず、最初に確認しておくべきでした。ただ、暇そうだったので、後で困らないようにと、詳しく聞いてみました。
「えーと、どのファイルをダウンロードしたらいいんですか。」
「正確なファイル名は分からないけど、○○みたいな名前のファイル」
「メモしますんで、もう1回言ってもらえますか。」
「あ、ちょっと待って…。えーっと、これこれ。この書類。」
オフラインなので「それ下さい」と言えませんでした。